
吉澤 竜郎
2020年 夏 東京湾タチウオジギングレポート2020.09.07掲載
7月中頃からお盆過ぎまで計5回ほど乗船した東京湾のタチウオジギングのレポートです。
観音崎~猿島方面からスタートしたこの夏の東京湾のタチウオゲームは第二海堡周辺から富津の浅場と呼ばれる15m前後のラインへと釣り場を拡げて行っています。
15m前後の浅場が良い日、70m前後の深場が良い日、はたまた40m前後の中間地点が良い日と日によって、時間によって釣り場がコロコロと変わるのが今年の夏の特徴です。
そのためメタルジグの重さも90g前後のモノから150、200gと東京湾で一般的に使われる重さを幅広くお持ちください。
浅場の誘い方
キャストを繰り返して広く探るのも有効ですが、浅場とは言え縦軌道のアクションに反応が良いのがここの所の特徴です。
軽くキャストして斜め引きを幾度か繰り返し、魚を自分の足下に寄せてから縦方向のアクションで掛けるのがここの所のストロングパターンです。
型は選べなくなりますがコンパクトサイズのジグは魚からの反応も良く、スピンビット60、90g、フォルテンミディアム90gがこの釣りに最適ですのでお試しください。
ただし、ただ軽ければ良いというわけでもなく潮が速い時、船長がドテラで船を流すとき、アベレージサイズを上げたい時にはシルエットを大きくしたり、重めのジグで攻めてみるのもオススメです。
固定概念にとらわれず大胆な誘いで周囲と差が付くのもこの釣りならではかと思います。
またここの所、数は安定しておりませんが水深70m前後のポイントは一発ドラゴンサイズも期待できます。
しかし、入り組んだ形状をしている東京湾の湾口部は潮が速く、糸が立たないと釣れないどころかオマツリ多発で人に迷惑をかけてしまう事もあります。
そのため糸が斜めに入り過ぎたなと思ったら一度上まで上げて、しっかりとサミングをしながら糸が立つように落とし込んでください。
『糸を立てる』これが最も大切な事で糸を立ちやすくするために細い糸を使ったり、シンキングのオードラゴンを活用したりと試行錯誤をしています。
またここの所、魚もスレ気味で強いシャクリ、ジグが大きくスライドするようなシャクリには反応が悪くなってきていますが、ジグが動いていない人には当たりもでなくなっています。
絶妙な力加減で動かすのがキモですのでその日、その場、そのジグにあったシャクリ幅と強さを模索してみてください。
コロナ過ではありますが感染予防に努めながら、引き続き釣りを楽しんでいきたいと思います。
ロッド:BlueBlue BlackKnuckle Light sensitive 662
リール:シマノ バルケッタ301HG
ハンドル:SOM NO LIMITS AG37/C68Cb
メインライン:XBRAID スーパージグマン X4 1号
リーダー:ガリス キャストマンアブソーバー10号
オールラウンドタックル
ロッド:BlueBlue BlackKnuckle Light sensitive 631
リール:シマノ 炎月101HG
ハンドル:SOM NO LIMITS AC33/C60Kb
メインライン:XBRAID OHDRAGON(オードラゴン) WX4F-1 SS140 5カラード 1号
リーダー:ガリス キャストマンアブソーバー10号
深場、ジグの動きを意図的に抑えにいくとき用タックル
ロッド:BlueBlue BlackKnuckle Fine Control 630
リール:シマノ グラップラー151HGハンドル:SOM NO LIMITS AG37Ca
メインライン:XBRAID OHDRAGON(オードラゴン) WX4F-1 SS140 5カラード 1号
リーダー:ガリス キャストマンアブソーバー 10号(2ヒロ)